メリット
・GML(GameMaker Language)がシンプル
GameMakerでは「GML」という独自言語を使います。C++やC#ほど複雑ではないため、比較的少ない学習量でキャラクターの動作や画面遷移などを実装可能です。
『
ちいさな魔女と失くした記憶』の開発初期にも、「キャラクター移動がすぐに実装できる」「ポイント&クリックのゲームが簡単に作れる」ことに感動していました。エンジニア2名はGameMaker未経験でしたが問題なく開発を進めることができました。
・ドラッグ&ドロップ機能(D&D)が便利
コードを書かずとも命令ブロックを視覚的に組み立てるだけで、ある程度のゲームロジックを構築できる仕組みが備わっています。プログラミングに慣れていない方でも直感的にゲームの流れを掴めるためプロトタイピング時のハードルが下がるメリットがあります。
デメリット
・GMLは他エンジンに流用できない
GameMaker独自の言語であるため、ほかのエンジン(UnityのC#やUnreal EngineのC++)には直接移行できません。将来的に複数のエンジンを触りながらキャリアアップを考える方にとっては学んだスキルを活かしにくいという弱点があります。
・商用レベルの開発ではコード作成が必須
ドラッグ&ドロップ機能だけでは複雑なシステムを実装しきれません。『
ちいさな魔女と失くした記憶』はすべてコードで記述してドラッグ&ドロップを使わず制作を進めていました。